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息吹く山。
「伊吹山とは、すなわちガスだ―」 (同行者の言葉)




地形の影響からか、雲に巻かれやすい伊吹山。
陽をさえぎる木々もなく、夏季に登るのはしんどいそのお山を、夜間登山というかたちで挑戦してきました。



きっかけはmixiの知り合いのつぶやきから。

伊吹山はまだ行ったことなかったし、同行者も経験者が多くて信頼できそうだったし、初の夜間登山にも関わらず参加することにしちゃいました。


しかも、山カフェセットフル装備で。


【内容】
・ワッフル焼き型(鉄製)
・ワッフル種(小20枚分)
・ソースボトル(メープルシロップ、マウンテンハニー、チョコレートソース 計3本)
・ホーローポット
・金属網製ドリッパー
・水1リットル(500ml水筒×2)
・コーヒー豆(ブラック4杯分)
・かぼちゃの種(かぼ茶6杯分程度)
・牛乳(ブリックスタイプ×2)
・クッカー×2
・ガスバーナー×2
・ガスカートリッジ×2
・チーズビスコッティ×12本

これにカッパ、エマージェンシーキット、ヘッドライト等を加えたのが今回の装備。
10kg越えは間違いなしです。

焼き型とか道具は人数が増えても減っても正味変わらないのですが、水は各自負担にしてもらったのでかなり減ってる方です。

無茶をした装備だとは思いましたけれど、どれぐらいの高低差まで山カフェ装備でいけるか試したかったし、無駄に風評で広がっている山上焼きワッフルも楽しんでもらいたかったし。



企画として最終的な参加者は自分含めて11名。
9月1日夜中の11時45分、道の駅伊吹の里に集まっての出発となりました。


天気は山の上が荒れそうという情報があって、道の駅に集合した時点でも雲もちょこちょこ広がったり消えたりしていたものの、登れそうな雰囲気。

民間の駐車場へ車を移動させ、三ノ宮神社より登山路へと入っていきました。



伊吹山には木がない、と聞いていたものの、一合目までは樹林帯が続いてました。

陽が落ちてだいぶ時間がたっているのに、ここがかなり蒸し暑い。
登ってるせいもあったのでしょうけど、早くも背中が汗びっしょりになりました。

夜間ということもあって先の見通しも不確かで、足元もおぼつかず、とりあえずこけてはならぬとほとんど下を向いて足元を照らしながら、ひたすら登っていきます。



そんな暑い樹林帯を抜けたら、両手に草ばかり広がる風景に行き当たりました。
さえぎる物が無く気持ちよく風が吹いて、汗をかいた体をひんやりと冷やしてくれます。


登り坂は相変わらず続いているものの、その涼しさで幾分か楽になりながら登っていきます。


ちょうど空は雲も途切れ、十六夜月が煌々と。
あんまりにも明るい月だったので、ヘッドライトなしでも足元が見えるくらい。


そして後ろを振り返ると、ひっそりと明るい街の夜景が見えました。
山と琵琶湖とで縁取られた明かりは登っていくにつれて段々と綺麗になっていきました。


そんな綺麗な情景、写真に撮れたらよかったんですけれど、iphoneのカメラじゃうまく撮れないし、そもそもカメラ構えたらおいてかれそうだし、となかなかタイミングに恵まれず。
うまくiphoneでも夜景撮れるアプリとかないものですかね。



夜の景色を楽しみつつ、登り登って7合目くらい。
足場も悪くなってきて、また足元を見ながら登る作業になってきました。
段々と視界も霞んできて、山頂も見えない、ガスの世界へ。

この段階で実は、前を行くグループと、後ろを行くグループのちょうど真ん中で取り残されて、ほぼ一人登山状態で登っていました。


おぼつかない視野でルートファインディングしつつの登り。
これはこれで楽しい雰囲気。

無理に後ろ追いかけなくても、後ろから追い立てられることもないので、ある意味楽に登れたのかも・・・ってあれ、何のために集団で登山してるんだっけ・・・。


とにもかくにも、霧にもめげず、ひたすら続く登り坂にもめげず、とうとう9合目を越えて霞の向こうに避難小屋の影が見えてきました。
あとひといきと登りきって、先に到着してたメンバーにハイタッチ。


そう、そこまではよかったんです。
ですがその直後、身体に痛いほど吹きすさぶ山頂の伊吹おろし。

汗びっしょりな身体に暴力的に吹き付ける風のせいで、体感気温はだだ下がり。
急いでカッパを羽織ったのですが、もう寒い寒い死ぬ、と閉まっている売店の影でうずくまり。


幸い、ご来光の時間も近づいてきて、一杯だった避難小屋が空きはじめたので、なんとかそこで暖を取らせてもらえました。
ただ、それがなかったら本気で風邪を引くか低体温症になってたかもしれない・・・。
防寒具の重要性を改めて実感しました。



着々と他のメンバーも山頂に到着して、空も明るみ始めたのでいよいよ山カフェ&朝食をしようかという段。
でも一向に風が収まりません。

皆でどこか風が弱そうなところを探して、閉まっていた売店の前あたりを確保させてもらいました。
ただ、それでもやっぱり風でバーナーの火があてられてしまうので、シートを使ったり人の壁になってもらったりと、どうにか調理ができるところまで整えてもらえました。


とりあえずワッフルを焼きに専心しつつ、コーヒーの豆を挽いてもらったり、かぼちゃの種を炒ってもらったり、チョコレートを牛乳で割ってもらったり・・・メンバーの方にたくさんご協力してもらいながら、山カフェメニュー提供させていただきました。


そんな慌しいシチュエーションだったために、当然写真を撮れるはずもないわけで。
以前の写真でお茶を濁してみます。



【ベルギーワッフル】
IMG_0338.jpg※2012/04/01 春日井三山ワッフル登山時

強力粉・薄力粉を併用し、IDYで長時間発酵させたベルギーワッフル。
練り込みをした生地を保冷バッグに詰め込み、山頂到着までのおおよそ6時間で発酵させましたが、ちょうどいい具合に発酵してくれました。
臭みも無く、生地の伸びもほどほど。
表面がさっくり焼けてくれたお陰で、ワッフルがいまいち好きじゃないとおっしゃってたメンバーの方がおかわり食べたくなるくらいな仕上がりになりました。

トッピングにはメープルシロップ、マウンテンハニー、チョコレートソースの三種類を用意。
チョコレートソースは市販のチョコレートを牛乳で割って湯煎したもの。
牛乳を入れる量は手伝ってくださった方にお任せしたのですが、甘すぎずなちょうどいい具合にしてもらえたようで、3種類とも大好評でした。


【コーヒー】
IMG_0020.jpg(※1月頃自宅にて)

人前で豆を挽いてから淹れるのに初挑戦。
酸味が強めの豆だったのと、もともとの分量が少なかったのとあったので、持ってきていた牛乳でカフェオレ風にしていただいてもらいました。

さり気に味見してなかったりする。


【カボ茶】
IMG_1421c.jpg(※8月頃自宅にて)

前回の茶臼山登山でも淹れた、かぼちゃの種のお茶です。

炒った豆を沸かしたお湯の入ったポットに入れて数分。
味がなじんだところで飲んでもらいました。

やっぱり飲んだことがない人が多いようで、「これ本当にかぼちゃの種で作ったの?」という声もありました。



調理してたのはmikiyaだけでなく、主催者の方の豚汁なんかもいただきつつ、楽しい山上カフェ時間を過ごさせてもらいました。

ちょうど全部のワッフル種が焼き終わった頃、空の霞が段々と薄れる気配が。
今までいた売店脇から、揃って展望のある方へ歩き出しました。

IMG_1475c.jpg


まだ雲に霞む向かいの山。
IMG_1476c.jpg


じっと並んで待っていると、徐々に徐々に雲のベールが剥がされていきます。
IMG_1477c.jpg



雲の裂き間からうっすらと伸びる、天使の階段。
一番好きな天空現象です。

IMG_1481c.jpg



やがて琵琶湖の上まで青空が広がっていきます。

IMG_1478c.jpg



転じてこちらは南側。

IMG_1482c.jpg

伊吹から養老、そして鈴鹿まで続いていく山並みが、雲がかって綺麗です。


ひとしきり山頂からの風景を堪能し、いよいよ下山路へ。

IMG_1483c.jpg


降りてくるときはひたすらひたすらずっと日向。
登りと違って見晴らしはよかったし、伊吹の植物もたくさん見れたはずなのに、実は熱中症なりかけでそんな余裕が無かったりしました。

IMG_1484c.jpg


下山路では最後尾になっちゃいましたしね。
長い下りだったとはいえ、かなり遅いペースになってしまってたように思えます。

IMG_1485c.jpg

一合目でパラグライダーで飛ぶ姿に憧れつつ、樹林帯を越えて無事下山完了しました。




初の夜間登山、カフェ装備で1000m越え、となかなかハードな内容にしてしまい、帰ってからほぼ一日ばたんきゅうとなってしまいましたが、山カフェも楽しんでもらえようなのでとても満足できる登山でした。
秋にかけては低山へ登る人も増えてくるでしょうし、そのあたりでもまた山カフェ登山やらせてもらえたらなぁと思ってます。

白熊工房、食欲の秋に向けてメニュー研鑽な日々なのです。
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mikiya(白熊工房)

Author:mikiya(白熊工房)
モノづくりが大好きなC級クリエイター、mikiyaです。
お菓子、パン、イラスト、栞、アレンジ曲等々、モノを消費することよりも作ることのが好きな物体です。

名古屋→神戸→名古屋と、最近また名古屋に帰ってきてます。
でも月に一回は神戸に帰ってます。
どっちもmikiyaにとっては帰るところです。

摩耶山リュックサックマーケットにて、屋号『白熊工房』で手作り雑貨・菓子の販売をしています。その他手作り市にも進出意欲有り。

SHEENAというアイリッシュインストバンドに三宮の路上で出会って、楽しく音楽を演奏しているのをずっと間近で見ていたら、とうとう自分でも楽器演奏に手を出してしまいました。
今日もまたティンホイッスル片手に練習スポットを求めてうろうろと。

山歩きも好きで、お休みである日曜日はどこかの山を徘徊してる可能性有りです。



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